概要
新年を迎え、お正月気分が少し落ち着きを見せ始める1月8日。東京都台東区に鎮座する鳥越神社では、新春の恒例行事である「とんど焼き」が斎行されます。下町の冬の風物詩として親しまれるこの行事は、古くからの伝統を今に伝える貴重な神事です。
「とんど焼き」とは? その由来と意味
「とんど焼き」は、一般的に「左義長(さぎちょう)」や「どんどん焼き」とも呼ばれる日本伝統の火祭りです。お正月に各家庭に訪れていた歳神様(としがみさま)を、門松やしめ飾りなどの正月飾りを焼いた煙とともに天へお見送りする、という意味が込められています。
鳥越神社のとんど焼きは、江戸の風情を色濃く残しているのが特徴。高く積み上げられた正月飾りに火が灯されると、パチパチという音とともに大きな火柱が立ち上がり、参拝者の顔を赤々と照らし出します。この火で体を温め、立ち上る煙を浴びることで、その一年の無病息災を祈願するのです。
祭りの醍醐味!「餅焼き」で健康を祈る
鳥越神社のとんど焼きで欠かせない光景といえば、子どもたちの存在。「とんどやとんど」と竹の棒で地面をたたきながら火の周りを進みます。子供たちがこうした貴重な体験ができる機会は、伝統文化を大切に守る地域ならでは。
その後、子どもたちは長い竹の先に刺した「お餅」を御神火で焼いていただきます。この火で焼いたお餅を食べると、その一年を病気せず元気に過ごせると言い伝えも。焦げ目のついた香ばしいお餅を家族で分け合って食べる様子は、なんとも微笑ましく、都会の真ん中にありながら温かな一体感に包まれます。
地域に根ざした「鳥越」の雰囲気とアクセス
鳥越神社は白雉2年(651年)創建とされる古社で、普段から地域の人々に厚く信仰されています。周辺の鳥越・蔵前エリアは、近年「東京のブルックリン」とも呼ばれ、古い建物をお洒落にリノベーションしたカフェや雑貨店が増えている注目のスポットです。祭りの帰りに、モダンと伝統が交差する街並みを散策するのも楽しみの一つでしょう。
【アクセス情報】
- 都営浅草線「蔵前駅」より徒歩約5分
- JR総武線「浅草橋駅」より徒歩約8分
澄んだ冬の空気の中、伝統の火を囲んで新年の決意を新たにしてみませんか。江戸っ子の心意気が今も息づく鳥越神社で、心身ともに温まるひとときをお過ごしください。
基本情報
| 名称 | とんど焼き |
|---|---|
| 開催場所 | 鳥越神社 |
| 住所 | 〒111-0054 東京都台東区鳥越2丁目4−1 |
| 開催日 | 毎年1月8日 |
| 最寄り駅 | 都営地下鉄浅草線「蔵前駅」より徒歩5分 都営地下鉄大江戸線「蔵前駅」より徒歩6分 JR総武線「浅草橋駅」より徒歩8分 |
| 主催 | 鳥越神社 |
| 共催・協賛 | – |
| 関連サイト | https://www.city.taito.lg.jp/event/kanko/tondo-yaki.html |
- 掲載されている情報は、本校執筆時点のものです。開催日、参加条件、参加費用などは誤りや変更により、実際と異なる場合がありますのでご留意ください。
- 自然災害の影響やその他諸事情により、祭りやイベントが中止・内容変更される場合があります。お出かけの際は、必ず最新の公式情報を確認ください。
