概要
浅草の喧騒から少し離れ、隅田川沿いを歩くと見えてくる小高い丘。そこが「待乳山聖天(まつちやましょうでん)」こと本龍院です。ここで毎年1月7日に開催される「大根まつり」は、江戸時代から続く情緒豊かな新春の風物詩として地元の人々に愛されています。
大根が主役の不思議なお祭り
待乳山聖天の境内に入ると、まず驚かされるのがあちこちに刻まれた「大根」と「巾着」の紋章です。大根は身体を健康にし、良縁を成就させ、一家和合を司る象徴とされています。このお祭りでは、元旦よりご本尊様にお供えされた数千本もの大根が調理され、参拝客に「ふろふき大根」として振る舞われます。
ご本尊の聖天様は、私たちの迷いや邪念を払い、願いを叶えてくださる慈悲深い仏様です。大根にはその体内の毒素を清める力があるとされており、聖天様へお供えした大根をいただくことで、そのお下がりとしての功徳を授かり、一年の無病息災を願う。それが「大根まつり」の本来の姿なのです。
都会の喧騒を忘れる静寂の空間
お祭りの当日は、冷え込む新春の空気のなか、ほかほかと湯気を立てる味噌だれのふろふき大根をいただく人々で境内が賑わいます。出汁の染みた温かい大根を口に運ぶと、心まで解きほぐされるような穏やかな気持ちになることでしょう。
待乳山聖天は、地下鉄各線の「浅草駅」から徒歩10分ほどの場所にあります。隅田公園のほど近くにありながら、一歩足を踏み入れれば都会の喧騒を忘れる静寂が広がっています。また、都内でも珍しい「スロープカー(さくらレール)」が設置されており、足腰に自信のない方でも安心して参拝できる配慮が嬉しいポイントです。
参拝の帰りに楽しむ浅草の情緒
お祭りを満喫した後は、少し足を伸ばして隅田川沿いを散策したり、東京スカイツリーを眺めたりするのもおすすめです。新春の澄んだ空気のなか、江戸の情緒を残す待乳山聖天で、清らかな一年のスタートを切ってみてはいかがでしょうか。
※大根の振る舞いは数に限りがあるため、早めの参拝をおすすめいたします。
基本情報
| 名称 | 大根まつり |
|---|---|
| 開催場所 | 待乳山 本龍院(待乳山聖天) |
| 住所 | 〒111-0032 東京都台東区浅草7丁目4−1 |
| 開催日 | 毎年1月7日(法要は11時から) |
| 最寄り駅 | 東京地下鉄銀座線「浅草駅」より徒歩約10分 都営地下鉄浅草線「浅草駅」より徒歩約10分 東武伊勢崎線「浅草駅」より徒歩約10分 |
| 主催 | 待乳山 本龍院(待乳山聖天) |
| 共催・協賛 | – |
| 関連サイト | http://www.matsuchiyama.jp |
- 掲載されている情報は、本校執筆時点のものです。開催日、参加条件、参加費用などは誤りや変更により、実際と異なる場合がありますのでご留意ください。
- 自然災害の影響やその他諸事情により、祭りやイベントが中止・内容変更される場合があります。お出かけの際は、必ず最新の公式情報を確認ください。
